「この再生数って、良いんですか?」——SNS運用を代行していると、クライアントから必ず飛んでくる問いです。とくにオーガニックは、広告と違って短期で数字が出にくい。運用2ヶ月目、3ヶ月目。半年ほど回せばCVも伸びてくると分かっていても、その手前で不安の声が上がる。「良いとも悪いとも、言い切れない」——この居心地の悪さに、覚えのある方は多いはずです。
SNS運用代行・インフルエンサーマーケティングを手がける株式会社メディアエイド様は、2ndBuzzのMCPで市場のSNSデータを自社のAIに直接読み込ませ、この問いにその場で答えられる状態をつくりました。しかも当初の想定とは違う場所で効いた——実際に、解約を防げた案件があるといいます。SNSソリューション事業部の鍵尾様に、その裏側を伺いました。
この事例のキーワードが「MCP」です。むずかしそうに聞こえますが、ざっくり言うと「AIに、外部のツールやデータを”直接つないで”使わせる仕組み」のこと。ここでは「自社のAIに、2ndBuzzが持つ市場のSNSデータをそのまま読み込ませる」イメージだと考えてください。
お話を伺った方
- 会社名:株式会社メディアエイド 様
- 事業:SNS運用代行・インフルエンサーマーケティング・広告運用などを手がける。「マスは電博、WEBはサイバーエージェント、SNSはメディアエイド」を掲げ、500社以上のSNS運用支援実績を持つ。
- お名前・部署:鍵尾 優希 様/SNSソリューション事業部 企画局
- 公式サイト:https://mediaaid.co.jp/
「良いとも悪いとも言えない」時期が、いちばん危ない
オーガニックのSNS運用には、構造的な難しさがあります。広告のように短期で数字が出る媒体ではないこと。だからこそ、成果が積み上がる前の時期に、クライアントの不安が最大化します。
オーガニックって広告と違って、短期で数字が出にくい媒体じゃないですか。だから「この数字系でイケてるの?イケてないの?」と。とくに2ヶ月目、3ヶ月目とか。今ってこの再生数、市場観的にどうなの?というお声が多かった。
株式会社メディアエイド SNSソリューション事業部 企画局 鍵尾 優希 様
答えるには、市場の相場を持っている必要があります。ところが競合データを取ろうとすると、定期的にエクスポートして手元で整える作業が発生し、しかもそれはもうリアルタイムの情報ではない。鍵尾様の言葉を借りれば、「データ屋しか持っていない」状態でした。
2ndBuzzの価値は、”市場の相場”を誰でも引ける状態にすること
何を読み込ませているか
- 業界・ジャンル単位の平均再生数などの市場データ
- 自社が運用しているアカウントの実績データ
それをどう使っているか
MCPでつないだAIに聞けば、市場のデータと自社のデータが同じ土俵で並びます。そこで出てくる答えが、そのままクライアントへの回答になります。
人材の業界の平均再生数はこれです。それに対してうちのデータはこれなので、比較したら、うちのはできています。ご安心ください——と言えるようになった。
鍵尾 優希 様
前提として、市況に対して自社の運用が上回っているという自信があるからこそ成立する使い方です。メディアエイド様は月におよそ3,000本を制作しており、そこから積み上がった自社のビッグデータがあります。自社のビッグデータと市場のデータ、その両方を手にしている状態——だから、比較が武器になります。
効いたのは”工数削減”ではなく、”顧客満足度”だった
興味深いのは、この使い方が作り手の想定を超えていたことです。2ndBuzz側は「企画の提案に使ってもらうのだろう」という前提で市場データを提供していました。ところが実際に効いたのは、クライアントの期待値調整という場面でした。
市場平均と並べることで、「実は、これって良いんですよ」を定量的に示せる。感覚や熱意ではなく、根拠で語れる。その結果として——
実際、それで解約を防げた案件があるんですよ。
株式会社メディアエイド SNSソリューション事業部 企画局 鍵尾 優希 様
数字が出そろう前の不安な時期を、データで越える。そこにMCPが効きました。
導入前後で何が変わったかを、メディアエイド様の言葉から整理すると次のようになります。

「誰でもデータがわかる」が、クライアントワークを変える
MCPでつないでしまえば、データを引き出すのに専門的な操作は要りません。
このAIに全部聞いたらMCP接続しているので、自社のデータも持っている。もう誰でもデータがわかるようになるので、客観性のある、かつ再現性のあるシミュレーションや振り返りができる。ちゃんと定量的な根拠を持ってクライアントワークができる。
鍵尾 優希 様
データドリブンで改善し、納得感のある振り返りをして、対策を立てる。その積み重ねが顧客満足度と信頼につながる——という流れです。
なお、この取材時点で2ndBuzzのMCP接続は始まったばかり(PoC段階)です。今後は台本の自動生成などにも活かしていきたい、という話も伺いました。
まとめ:数字が出にくい領域ほど、”比べられる”ことが武器になる
メディアエイド様の事例が示すのは、市場データの価値が「企画を考えるため」だけではないということです。オーガニックのように成果が見えにくい領域では、「市場と比べてどうか」を即答できることそのものが、クライアントとの関係を支えます。
感覚で「大丈夫です」と言うか、データで「大丈夫です」と示すか——ここで差がつきます。
「クライアントに、市場と比べた根拠を示せるようにしたい」——そう感じた方は、2ndBuzzに相談してみませんか?
